5月吉日 水田だった土地への転作で、トウモロコシを作ります。

水田だった土地への転作で、トウモロコシを作ります。

農耕作業機は、小型テーラー一台の農家です。 

間も無く、80歳に近い老人の趣味に近い農家ですので、ほとんどが、手作業です。

でも、味の追及は半端で無く、頑固一徹でやって来ましたので、昆布や魚介

類、家畜の堆肥を混合し、採算度外視の経営ですから、

家内には、「父さんの儲からないトウモロコシ作りには、付き合っていられない」 

と言われて、老人施設に勤務してますので、

ほとんど、シルバー人材の助けで経営してます。

売り上げより、経費が大幅に多くて、国民年金をつぎ込んで、家内の稼ぎで食べてい

ます。  () 

数年前に、ボーイスカウト関係のお客様から 

「この近隣町村の何処で試食しても、お宅の味は無いから、もう一度試食させて」 

と訪ねられ、茹でて有ったトウモロコシを出した処、

「この味!この味!」 とご夫婦で頷かれて、

「電話で断られて、あちこちの道の駅や直売所を試食して回って来たけど、お宅の味

は何処にもないので、ここまできてしまったの!」

人間は、一度味わった味覚と言うものは、何年かは忘れないのですね、

以来、父母同伴のボーイスカウトが2~30人一年に2~3回、お見えになります。